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転職と引き寄せの法則

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以前のこと。僕はうつ病で引きこもりになり、通っていた大学院の授業にも出ず引きこもりの生活を送っていました。経済的困難で一人暮らしを維持することもできなくなり、引き寄せのことは頭では理解していたけれども実家に帰ることになりました。実家に帰ったことで障害基礎年金をもらえるようになり、自分の好きな趣味には少しだけお金を使えるようになったのです。

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引きこもりニートからアルバイトへ

食っては寝ての性活で体重は3桁を超えた頃になって、もう一度引き寄せの法則の本を読むことにしました。「今のままではいけない」と思えるようになったからです。うつ病でも稼いでいる人はいる。障害基礎年金に頼らなくても生活できている人はいる。そう考えるようになってアルバイトを始めました。僕は高校の非常勤講師をやっていたのですが、高校に戻る気はなく、生活時間も夜型で不規則でした。そんな中でアルバイトするとしたら塾講師が給料がいい。そうやって始めました。

いくつか受けたんですが、塾業界ってブラックなんですよね。授業と授業の空き時間は自動的に休憩時間になるとか、1科目しか教えられないとコマがバラバラになるうえに強化会議に出なければならないとか。やったことがある人しか分からないだろうけど、そういうものなのです。

幸いにして大学生の頃に勤めていた塾からオファーがあって、ホワイトな塾に就職しました。でも校舎が自宅から遠くて通勤に苦労していました。夜遅くなって終バスも終わって駅から徒歩で帰宅する毎日。もう辞めようと思いました。

先輩から専門学校の非常勤をもらう

そんなときでした。大学院の先輩から北関東の専門学校で非常勤講師を募集しているからやってくれないかと言われたのは。塾講師は所詮アルバイトに過ぎず、教歴には数えられません。以前看護学校で2年ほどやったことがありますが、朝がキツくて寝坊して休講にしてしまったことがあります。

実家に戻っていたので、家族に起こしてもらえば寝坊することはない。

そう思ってオファーを受けることにしました。電車を乗り継いで2時間半というのはキツいですが、将来のことを考えると教歴を持っているのは転職に有利です。頑張りました。

派遣会社から高校の非常勤をもらう

その間、以前登録した派遣会社から何度かオファーをもらいました。大学院に在籍していたので最低限の授業は出ないといけません。何度か断るなかで、今回はどうしてもやってほしい、授業の時間割も組み直して調整するからというオファーがありました。

そうはいっても、朝は苦手だし、通勤ラッシュはもっと苦手です。断るつもりで面接へと向かいました。高校の講師は何度かやっていて上手く行かなかったのです。

するとどうでしょう、今回受けた学校は比較的真面目でみんな真剣に授業を受けています。内職をする生徒もいないし、スマホを触っている生徒もいません。派遣契約ということで単価は安いけど受けることにしました。

意外にスムーズにいく

大学院の授業の時間に間に合うように時間割を調整してもらい、なんとか派遣講師として教壇に復帰できました。仕事内容は凄く単純で、授業準備もあまりいらないホワイトな職場でした。テストを作るのは大変だったけれども。高校の講師として安定してきたら塾とのダブルワークが困難になってきて(数ヶ月は続けましたが)、塾を辞めようと思っていたらハラスメント事案があってスムーズに辞めることができました。

大学の補習授業ももらう

そのうち大学の補習授業のチューターの仕事をもらいました。あまり語学が得意でない学生が来たら補習をするという仕事です。ほとんど個別指導なんですがお給金がよくて、いいバイトになりました。

午前中は高校と専門学校で講師をしつつ、夕方から大学の補習授業をするという生活が始まったのです。

専門学校が合わなくなった

専門学校は新設校だったので、あまり語学の得意でない学生が多かったです。それでも学生は非常に真面目で、語学にコンプレックスは持っていたものの、しっかりやってくれました。

ただ2年目になると留学生が増えて今までのやり方が通用しません。ものすごい準備時間が必要なのにこの給料かと思いながらも耐えました。新しい職場が見つかりますようにと。

派遣を切られて転職へ

派遣会社に所属しての非常勤講師というのは、雇用主にとっては切りやすい立場です。僕も給金に満足してなかったので必要最低限の仕事しかしていなかったのですが、年度末に来年度の更新の話を聞いていなかったと思って上長に尋ねると、次年度のことは派遣会社と相談して欲しいという答えが返ってきました。産休明けで復帰するひともいたし、カリキュラム改革で語学の講師は余っていたのでしょう、辞めることになりました。

程度の低い学校ではやっていけないという感覚があったので、地域で有名な進学校にいくつか履歴書を送りました。派遣会社からのオファーもあったのですが、どこもパッとせず、自分で見つけたところの面接を受けたら筆記試験は落第だけど模擬授業がよかったという理由で採用になりました。

年度末で人員が足りなかったのか、本当に筆記試験がゴミで「出直してきます」と言ったくらい。学歴だけは立派だけど中身がないので。タイミングがよかったのか、コマ給が1.5倍になり、年2回のボーナスもあるという破格の条件で採用してもらえました。

専門学校から大学へ転身

留学生が増えてきたことで、日本人と留学生の語学力がバラバラというクラスを持って悩んでいました。理事長には習熟度別のクラス分けをしたほうがいいという提案をして、次年度はそうする方向で進めるという話にはなりました。上のクラスはネイティブ、僕は下のクラスを受け持つという話が、僕が上のクラスを持つという方向に進んでしまい…。

上のクラスを持つなら授業準備に必要な時間からこのお給金ではどうしてもできません。こちらは2コマのために1日空けて片道2時間半を通勤しているのですから。

通年のクラスで前期の成績がほとんど振るわなかったこともあって、後期の試験は持ち込み可にしました。そしてテストの大部分を作文にして、それも2週間前に事前発表。カンペを写してくれればよかったのですが、学生はノー準備で挑んできたのです。流石に心が折れました。成績表と一緒に辞職願を送っておさらばすることになりました。

そうしたら数週間後に補習授業のチューターの仕事をしている大学から正規のコマの非常勤講師をやってくれないかというオファーが。ビックリしましたよ。ちゃんと仕事していることが認められたんでしょうかね。

次は専任のポジションを引き寄せたい

そういうわけで、現在は高校で週4日、大学で週1日(+2日補習授業)というスケジュールで動いています。大学院はタイムリミットが来てしまって退学せざるを得なかったけど、課程博士が取れなくなっただけで論文博士は頑張れば取れるはずです。

面白い論文のテーマも引き寄せたいところですが、次は安定した専任のポジションが欲しいですね。そうしたらちょうどいいところに求人が出ていました。

この求人には出すつもりですが、これに合格すると僕の立場は非常に楽になります。まあ来年度にも同じ求人が出るはずなので急いではいませんが。

…ということで、大学院に在籍だけしている引きこもりニートが非常勤掛け持ちで人並みの生活をするまでという実体験を書いてみました。来年度は専任のポジションを得られるのか。余計なことは考えずにやってみようと思います。

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