みなさんは占いを信じますか? 血液型、星座、西洋占星術、姓名判断、四柱推命、九星気学など色々とありますが、僕は九星気学を中心に四柱推命も勉強しています。
簡単な九星気学では生まれ年(本命星)によって9つに分類することが多いですが、実は生まれ月(月命星)も大事だったりします。僕は本命星が四緑木星で月命星が七赤金星です。最大吉方は一白水星ということになります。なので引っ越しや(長期の)旅行の計画を立てるときはなるべく最大吉方を取れるようにしています。以前一人暮らしをしていた際は実家から一白水星の方位になるように引っ越しました。
それで上手くいったのか。最初の数年はかなり順調に進みました。ただ仕事の更新がなくなって転職しようとした際に失敗。転職先の方位がよくなかったからなのかはよく分かりません。金銭的にキツくなったのと、病気が見つかったことで実家に戻らざるを得なくなりました。このときの引っ越しは凶方位でした。
僕は生まれたときは両親との3人暮らしで、弟が生まれるときに祖父母との同居が決まって父親の実家である現在の家に住み始めたわけですが、これが大凶方位でして、僕が占いの勉強を始めてから分かったのですが、それを裏付けることになりました。
そうすると、やはり占いというのは重要なのかという話になるのですが、引き寄せの法則について勉強してみると、人間の脳は見たいものだけを見るようになっているわけですね。僕は大学で脳科学に近い分野(認知科学)を専攻したので心理学や脳科学や関連する哲学の勉強もしました。引き寄せの法則について書いているライターよりも脳科学について詳しい自信はあります。
本を読んでいると学術的には少し違かったり、ライターが脳科学に詳しくないからオカルト的スピリチュアルでごまかしていたりするのですが、人間の脳にとって、感覚器官から得られる大量の知覚情報を全て処理することはできないというのは本当のことです。人間より脳が発達していない鳥でも海の中にいる獲物を捕ることができますが、神経器官が発達している人間に同じようなことはできません。情報量が多すぎて脳がパンクするからです。脳はパニックを起こさないためにフィルターをかけている。いくつかの引き寄せの法則の書籍に書かれていますが、これは事実と言っていいでしょう。
さて占いの話に戻ります。我が家が家庭崩壊寸前になったのは、両親と(生まれたばかりの)僕が凶方位に引っ越したからでしょうか。そうだとするならば、一人暮らしをするときに最大吉方を取ったのに上手く行かなかったのは何故でしょうか。僕はこのカギが引き寄せの法則にあると考えています。
占いというのは、あくまでも引き寄せの法則でポジティブになるためのトリガーでしかない。
占いのほかで言うと、願いごとに御利益があるという寺社仏閣の参拝もそうですね。縁結びのために東京大神宮に行くとか、必勝祈願で神田明神に行くとか、厄落としのために川崎大師に行くとか。それで上手く行きましたか。御利益がないとまでは言い切れませんが(僕が気付いてないだけかもしれない)、行ったから大丈夫だという安心感が引き寄せの法則と相俟って潜在意識をハックしたという説明のほうが個人的にはしっくりときます。
顕在意識でいくらアファメーションをやっても効果がない。当たり前です。潜在意識では信じていないのだから。厄年だから佐野厄除け大師でお祓いをしてきたという事実があれば、潜在意識も少しは騙せます。方位学でいうと、引っ越しなんて滅多にしないから、日盤吉方を毎日コツコツと取ることを薦める占い師がいます。方位を取ることにも効果はあるのかもしれませんが、それよりも日盤吉方をコツコツ取っているという事実が潜在意識を騙すと考えた方が理にかなっているでしょう。方位学だと吉方を取ったら現地で食事を摂ると言います。流通が盛んでなかった時代ならそれでもいいのですが、生産地が現地だとは限りません。現地のものを食べるというのであれば、アンテナショップでその方角で取れたものを買って食べればいいわけですし。地のものというなら、普段食べているお米の産地はどこですかって話です。
占いを信じるなとは言いません。でも占い師のカモになってはいけません。かなり訓練された占い師であれば占いは当たることも多いですが、その辺のポッと出の占い師は大して当たらないという経験もあるのではないでしょうか。どの世界にもいるんですよ、詐欺師って。本人は真剣にやってるつもりなんでしょうけど。
そういうわけで、占いと引き寄せの法則について私見を述べてみました。占いや寺社仏閣への参拝は引き寄せの法則をいい方向に発動するトリガーとして有益ではあります。潜在意識をハックしてより良い生活を送りましょう。