コラムニスト・ももせいづみさんの著書『「願いごと手帖」の作り方』。手帖を1つ用意して、そこに願いごとを書くだけで願いが叶うと言われています。
願いごとはなんでもOK。「美味しいカレーをご馳走になる」「美味しいウイスキーが見つかる」とか些細なことでもいいし、「毎月の給料が3万円増えて、余暇に旅行を楽しむ」とかでもいい。
とにかく、願いごとを書くだけで、棚ぼた式に願いが叶う不思議な手帖。
それが「願いごと手帖」なのです。
不思議な力を持った「願いごと手帖」
著者は「素敵な収納がみつかって、部屋がすっきり片付く」「今の椅子のいいものがひょっこりみつかる」「おいしいお米がみつかる。しかも安い!」などと書いたそう。
すると、引っ越すことになったお隣さんの処分予定の粗大ゴミに自宅と同じタイプのイギリスのアンティーク椅子を発見。それを譲ってもらえたというエピソードが紹介されています。
用意するのは1冊の手帖(ノート)とお気に入りのペン
必要なのは、1冊の手帖(ノート)とペンだけ。
冒頭にこんな文句を書くといいそうです。
書かなければ実現しないけれど、書けば願いは必ずかなう。
あとは願いごとを書いていくだけ。小さな願いごとも大きな願いごとも分け隔てなく、思いのままに書いていけばいいとか。
100万円の臨時収入が実現
願いごと手帖を始めたころは私も半信半疑でした。実際に叶わなかった願いごとも多かったです。
今までで一番驚いたのは、100万円の臨時収入が実現 したこと。
一人暮らしを始めて生活が行き詰まり始めたころに、こんなことを書きました。
「ひょっこり100万円が手に入って、デスク周りを一新する」。
すると、しばらくして書いたことも忘れたころに母親から電話がかかってきたのです。
「ババの貯金通帳を見せてもらったら数千万円あったの。相続税が今度上がるでしょ? だから節税対策で孫全員に100万円ずつ渡そうってことになって」。
びっくりしました。
確かに、1年間に110万円以下であれば贈与税はかかりません。税金で持って行かれるのであれば、低賃金で働いている孫たち全員に配ろうという話になったとのことでした。
こんな棚ぼたってあるんだなと。
このあと祖母の認知症がひどくなったために次の年は貰えなかったのですが、100万円も貰えたのは非常にラッキーだったと思います。
小さな願いごとは簡単に叶う
願いごと手帖を作ればお金がざくざく入ってくるというのは今のところそれだけでしたが、「裏路地の隠れ家的な自家焙煎の珈琲屋が見つかる」だとか、「美味しいお寿司をごちそうになる」というものは叶っています。
私は持病があって病院に通っているのですが、あるとき、いつも通る道からちょっと入ったところに新しく自分好みの自家焙煎の店がオープンしたのです。お寿司は母と東京観光をしたときにごちそうになりました。
小さな願いごとは着実に叶っています。
私の「願いごと手帖」
私が願いごと手帖に使っているのは、アピカのPremium CD Notebookの文庫サイズ。
ノートはどんなものでもいいけど、自分が気に入ったものにしましょう。
ももせさんは著書の中で3色ボールペンの活用を薦めています。
黒で願いごとを書いて、叶ったら赤で印をつける。ニアピンだったら青でメモを取る。こんなふうにやると手帖が色とりどりになっていい気分になるでしょう。
私はというと、愛用しているパイロットの万年筆(ブルーブラック)で書いて、叶ったら赤インクで丸印。
ずぼらな性格なのであまりそのあたりにはこだわっていません。
さあ、「願いごと手帖」を作ろう
願いごと手帖の書き方を紹介しているページはたくさんありますが、自分でまずやってみて、しっくりくるやり方を選べばいいと思います。
ももせさんのように三色ボールペンを使うのもいいし、私のように2色で済ませてもいい。
紙のノートではなくてEvernoteやExcelなどに記入しているひともいるそうです。
自分なりのやり方で、「願いごと手帖」を作りましょう。